5年の時を経てDURA-ACEがフルモデルチェンジしたのと同時にULTEGRAシリーズもフルモデルチェンジし、ナンバーはR8000からR8100へと移行します。
ULTEGRA（アルテグラ以降アルテ）はデュラエースと比較しても遜色のない性能を持つSHIMANOセカンドグレードコンポーネントです。
一般的なサクリストはわずか数秒のタイムさえ気にしなければアルテで十分、十二分と言えるほどの性能をR8000時には有していました。
私も非常にお世話になった1人で電動コンポーネントを思う存分堪能しました、しかしどうしてもコンポーネントの顔であるクランクだけは見栄を張ってデュラを入れていましたけど…
さぁ新型アルテは一体どれほどに進化しているのでしょうか！
詳しく見ていきましょう！
デュラの情報も合わせてどうぞ！
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セミワイヤレスシフト
新型デュラでSHIMANO初採用となったセミワイヤレス変速システムをアルテも採用。
変速システムが同じであることから進化も同等であり、前作の最高峰コンポーネントデュラ R9100のシフトスピードをリアで約58%、フロントで約45%上回ります。
セカンドグレードの位置付けではありますが、フロント変速に至っては違いがわからないほどの完成度で感動必須！
バッテリーやコイン電池の片式もデュラと同じものを使用し、使用時間もバッテリー使用時間約1000km、コイン電池使用時間約1年から2年となっています。
リアディレーラーには専用のボタンが配置されており、以前ではスマホなどのアプリからアクセスして変更していたシンクロナイズドシフトモードの設定がボタンでも行えるようになりました。
ただし、細かい調整はSHIMANO戦用のアプリから行う必要があります。
コントロールレバー
レバーの形状を変更し、ヘッドは高く内側へ向くような形に変更されています。
GRXに近い形状ですがこの変更はエアロポジションの快適性を向上させ、ブラケットポジション時の指のかかりに大きな影響を与えています。
クランク
クランクは以前の蒲鉾型からデザインを一新、サイクリストの大きなパワーを確実に伝えるためクランクアームのボリュームをアップさせ剛性を確保、構造も一体型に変更しているためこちらも剛性アップに貢献しています。
フロントディレーラー
フロントディレイラーはリンク構造の見直しとモーターの変更により前方投影面積を3割削減し、重量は110gと大幅な進化を遂げています。
リアディレーラー
リアディレーラーにはDi2充電ポートが備わっておりこちらから充電します。ケージはスプロケットの大型化によりロングケージを採用。プーリーの端数は変速性能を最優先し従来通りの端数で落ち着いています。
ブレーキキャリパー
ブレーキキャリパーのデザインも大きく変化し、よりコンパクトに進化しています。
進化したのは外観だけでなくブレーキパッドのクリアランスをより適正に確保することでフルブレーキ時のコントロール性を高めおり、この恩恵として下りの安定感と安心感の向上だけでなく不快な音なりまでも大幅に軽減しています。
メンテナンス面においても簡素化が図られ、フルードの交換の手順の大幅削減や調整の手間も改善されメカニック目線でもきっちりと進化を遂げました。
リムブレーキも申し訳程度に用意されていますが大きな進化はありません。これは時代がディスク化の流れになっている証拠でしょう。
私はリムブレーキ愛好家ですが…
新型アルテ販売！
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12速化
もちろんアルテも新型で12速化を果たしています。
さらにデュラエースで新しく採用されたハイパーグライド構造も採用されています。このおかげで変速時にクランクからトルクを抜くことなくゴリゴリに変速していくことが可能です。
ギアの歯数は
- フロントチェーンリング 52 / 36tおよび50 / 34t オプション54/40t
- リアスプロケット 11-30t 11-34t
- 11-30： 11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27-30
- 11-34： 11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34
となっておりこちらも新型デュラと同じ構成です。
アルテグラグレードパワーメーター
これは嬉しい！
前作のR9100デュラにはクランク内臓型のパワーメーターがありましたがアルテグレードにはありませんでした。しかし今回のフルモデルチェンジでラインナップに加わるようです。
新型のクランク形状を採用し内部の歪みを計測する方式でパワーを算出します。使用時間は約300時間と十分で、強力な防水性能も完備。
フルカーボンホイール
なんとなんとホイールも新登場した今回のフルモデルチェンジ！
フルカーボンな上に新設計でありながらセットで約15万円のお手頃価格！
ハブの構造や設計思想はデュラ譲りでヌメヌメいつまでも回転するスムーズ極まりないホイールがこの価格で手に入ります。リムはチューブレス仕様で、リムハイトは36mm、50mm、60mmとばっちりのラインナップ。どんな状況にも応えてくれます。
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R8100 スペック＆価格
| 重量 | メーカー希望小売価格（税込） | |
| シフト/ブレーキレバー | ||
| ST-R8150（リム/DI2） | – | 左右各：24,255円 |
| ST-R8170（ディスク/DI2） | 391g( /ペア) | 左右各：41,580円 |
| フロントディレイラー | ||
| FD-R8150 | 110g | 28,413円 |
| リアディレイラー | ||
| RD-R8150 | 262g | 45,276円 |
| バッテリー | ||
| BT-DN300 | 52g | 16,806円 |
| クランクセット | ||
| FC-R8100 | 711g (52-36T)/700g (50-34T) | 34,881円 |
| FC-R8100-P | 769g (52-36T)/758g (50-34T) | 143,582円 |
| FC-R8100-P（ギア別売） | – | 132,006円 |
| カセットスプロケット | ||
| CS-R8100-12 | 291g (11-30T)/345g (11-34T) | 12,705円 |
| ディスクブレーキ | ||
| BR-R8170 | 146g (フロント) / 136g (リア) | フロント：9,471円 / リア：8,894円 |
| リムブレーキ | ||
| BR-R8100 | 182g (フロント)/180g (リア) | 18,480円 |
| BR-R8110-F | 180g ( /個) | 11,204円 |
| BR-R8110-RS | 178g ( /個) | 11,319円 |
| ホイール（ディスクブレーキ） | ||
| WH-R8170-C60-HR-TL-F / R | 738g (フロント)/911g(リア) | フロント：72,600円 / リア：84,700円 |
| WH-R8170-C50-TL-F / R | 698g (フロント)/872g(リア) | フロント：72,600円 / リア：84,700円 |
| WH-R8170-C36-TL-F / R | 657g (フロント)/831g(リア) | フロント：72,600円 / リア：84,700円 |
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