
私たちが子供や学生の頃慣れ親しんだ自転車とは違い、競技用の自転車は非常に高価なものが多くコストが多くかかってしまうことになる趣味。それに加え昨今のインフレによってさらに高額になってしまった自転車。
自転車を趣味として楽しむ過程でどうしても切り離せない要素が速さ。速さを求めるにはパワーの節約とエアロ(空力)を意識して改善する必要がありサイクリストの永遠の課題となっています。
今回は”速さ”を手に入れるために
- 一体いくらかかるのか!?
- どのような方法がコストパフォーマンスに優れるのか!?
といったサイクリストであれば誰もが気になる内容をまとめ、ランキング形式にしてみました!
では早速紹介していきたいところですがまずは比較基準をはっきりとさせておきましょう!
いきなりであれなんですけど本日はいかに楽をするかについて記事を書いていきます。 まず楽をするということは言い換えれば楽をする=脱力するということになります。[caption id="atta[…]
CALL表題の通り騙されたと思ってやってみて!今日から使える超実践的お得情報をご紹介します![caption id="attachment_2853" align="aligncenter" wi[…]
比較基準 W/¥ ワット/円

自転車で走行するときに必要なエネルギーをW(ワット)で表すことがあります。そしてこのW(ワット)は人間がトレーニングを積み成長することで増やすことができたり、機材を変更することで速度を出すために必要とされるW(ワット)を削減できたりします。そしてこのどちらも高次元でまとめることができれば信じられないほどの速さで自転車を走らせることができるようになるわけです。
今回はWの削減ということに焦点を当て、自転車の速度を上げる際の抵抗になる要素
- 空気抵抗
- 路面抵抗
- 機材摩擦抵抗
をウェア、機材、メンテナンスの分野でどれだけ削減できるのかを費用対効果でみていきたいと思います。
すぐにでも効果を得られる本記事!
まだトライしていなかった人は是非挑戦してみてください!
※1ワット/¥42,500円=1ワットの出力を削減するために必要な金額(この金額が少ない方がコストパフォーマンスに優れておりランキング上では高い順位を表しています)
パワーを1Wワット削るために一体いくら必要になるのか!?[caption id="" align="aligncenter" width="896"] photo:cyclingmed[…]
ロードバイクウェアで速くなる![caption id="attachment_19672" align="aligncenter" width="828"] https://shopee.sg[/caption][…]
チェーンワックス:1ワット/¥6,545円
Ceramicspeed UFO のような特別な潤滑油を使用すれば必要な出力を大きく軽減することができます。一般的な市販品の潤滑油に比べ、3.5W削減が可能です。ただこのドーピングのような状態は長続きはしてくれません。おおよそ持って1レースといったところでしょう。
セラミックベアリング:1ワット/¥3,846円

通常のボールベアリングに比べ、回転性能、耐荷重性能の高いセラミックベアリングをBB、ホイールハブに採用すれば約13Wの削減が可能です。ただしこちらも頻繁なメンテナンスを必要とするためレース特化と考えるべきでしょう。
BBにセラミックベアリングを採用すると足が降りる感覚がクリアになり、踏み込む力がホイールを回していることがよりはっきりと伝わり、ダイレクト感が増します。この感覚はまさに病みつき!私はフレームを入手する度必ずセラミックベアリングへと換装しちゃいますw
CERAMIC SPEED BB

セラミックスピード社製のBBは非常に性能が高く、さまざまなメーカーのハイエンドフレームに搭載されている程高い実績を誇ります。確実な効果を求める際は是非とも採用したいBBです。お値段がずば抜けていること、メンテナンス頻度が高いことがデメリットにはなりますが大手ブランドがこぞって採用する最高峰の性能と考えれば試してみる価値は十分にあるでしょう!
WISHBONE CERAMIC BB

私のオススメはこちら!
フレーム内部でネジのように締結する構造を持つWISHBONE社製のBB。BB周りの音鳴りが気になっている方は是非試してほしい構造のBB。

さらにセラミックベアリングの精度も十分に高く、取り付け後すぐのライドでほくそ笑んでしまう程効果を体感できます。締結構造ゆえに取り外しも簡単、そして一番のオススメポイントは何と言ってもお値段!CERAMIC SPEED社のBBの半分以下で購入可能なこの高性能BBは私にとって文句無しの常備BBとなっていますw
ハイエンドロードタイヤ:1ワット/¥4,250円

速さに対するパワーの削減だけで見るとコスパは中間くらいに位置してしまいますが、タイヤはパワーを削減するだけでありません。
- グリップ
- ハンドリング
- 乗り心地
- 耐パンク性能
これらの性能が高い次元でまとまっているタイヤがレースタイヤであり、履けばすぐに効果を実感できる性能を持っていることからがこちらも
超!オススメです!
continental GP5000S TR

楽天ユーザーに超超超朗報!最強ロードバイクタイヤと名高いContinental GRAND PRIX5000がなんと今なら2本セット送料無料12980円で販売中! サイズ別はこちらから![…]
vittoria CORSA PRO

PIRELLI P-ZERO RACE SPEED CORE
|
ドライブチェーンのメンテナンス:1ワット/¥690円
自転車の抵抗の中に摩擦抵抗というものがありましたがこのドライブチェーンはその最たるもの。金属同士が接触するだけで摩擦抵抗が生まれ、さらにはメンテナンスを怠り汚れた状態で放置、最悪錆びついたりしてしまうと10W以上ものパワーをロスしてしまいます。
常にチェーン本来の色が確認できる状態に保ち、粘度の低いオイルでオイルアップすることで最適な状態を保持することで10W楽しちゃいましょう!
ただし粘度の低い高性能なオイルは総じてメンテナンス頻度が高くなる傾向にあります。これは粘度が低く定着しづらいことが原因にもなっています。
通勤や通学など乗車頻度の高い自転車には向かない手法と言えるでしょう。

チェーンの最高の状態を知ってしまうともう戻れません!私は週末サイクリストとして週末前に必ずチェーンを洗浄している程!
変速性能はもちろんパワーのかかり方も違いが現れるのでこれまで頻度が少なかった人、または粘度の高いオイルを使用していた人は是非試してみてはいかがでしょうか?
![]() ![]() |
チューブ:1ワット/¥340円

自転車のタイヤに取り付けられているインナーチューブは車体購入時には低価格なブチルタイプのインナーチューブが採用されていることがほとんどです。ブチルチューブは空気が抜けにくく、丈夫であるというメリットもありますがしなやかさにおいてはラテックスチューブにかないません。しなやかなラテックスチューブに交換することで摩擦抵抗を低減することが可能です。
チューブ自体は比較的購入しやすく一本当たり約1,500円〜2,000円の費用で交換が可能で、5Wほどパワーを削減できるようになるため非常にコストパフォーマンスに優れます。
オススメのラテックスチューブ!
MICHELIN AIR COMP LATEX
乗り心地、重量、摩擦抵抗の低さなど最高峰の性能を備えつつ安価に手に入れることができるラテックスチューブはミシュラン エアコンプではないでしょうか。これ以上の性能はもちろん他社でありますがそこまでの大きな性能差はなく、ラテックスであればこれを選べば十分満足できる性能を実感できる標準となる商品です。
ラテックスの注意点!

- 空気が抜けやすい(半日くらいは持つ)
- 交換にスキルが必要
- 熱に弱い(カーボンリムブレーキホイールには使用できないことも…)
Panaracer R’AIR

- しなやかさによるブチルとしては圧倒的乗り心地!
- 他を圧倒する軽量性!
- ブチルチューブと変わらないメンテナンス頻度の低さ!
と言ったチート内容!何がいいのかって”単純にラテックスより手軽で、安くて、通勤にも使えるくらいメンテナンスが不要”な上に!”高性能”!!!
このチューブはまさに迷ったらコレ!という言葉通りのアイテムです。
ではコスト度外視ならどうなのか!?ただただ性能を求めたとしたらこのチューブに行き着くでしょう!
Tubolito

値段こそ非常に高価ではありますがレースなどのここ一発の性能であれば右に出るものは無し!なんとブチルチューブの1/4程度の重量で構成されるその軽量性はチューブレスさえ寄せ付けません!
クライマーであれば絶対に試したい一品!
Pirelli Pzero smart tube

標準のブチルインナーチューブは、弾力性と機械的強度が特徴の高度なプラスチック材料であるTPU(熱可塑性ポリウレタン)に置き換えられました。その結果、最大70%軽量化、最大50%コンパクト化、パンクに対する耐性を備えたインナーチューブが完成。もちろんピレリタイヤとの相性は抜群!
総評
さていかがだったでしょうか?ロードバイクを楽しむ上で切っても切り離せない”速さ”という要素。これを突き詰めるにはそれ相応のお金が必要かと思いきや実は身近なパーツの見直しで十分に速く走ることができます。
もちろん様々な方面で突き詰めたサイクリストであればコストを度外視したようなメニューになってしまうかもしれません。しかしそれはどんな趣味でも同じことでしょう。
今回は速さ=金額と表した時、まず何を優先すればコスパに優れるのかをみてきました。
週末ポタリング勢、意識高い系サイクリスト問わず、是非本記事を参考に次回のアップグレードを検討してみてはいかがでしょうか?
- 関連記事
エアロロードという乗り物最高のエアロロードは、ライディングの平均速度をグッと高めます。巡航速度の維持はサイクリングの快感でもあり、最高の爽快感を提供してくれます。この巡航速度の向上には空力性能の向上が絶対条件[…]
- 関連記事
ヴァーチャルサイクリング屋外での実走はとても気持ちが良く最高に充実した時間を過ごせます。が!天気や、仕事などいつもいつも外で走れるとは限りません。そんな時に活躍してくれるのがインドアトレーニン[…]
- 関連記事
ここ最近の技術の進歩には目を見張るものがあリますが、サイクルコンピューターに関しても例外ではありません。地図、ライド情報、パフォーマンス情報、通知、安全機能に至るまで私たちがあったらいいなと思う機能を網羅しているサイクルコンピューターは[…]