ついにチューブラータイヤが蚊帳の外になる時が来るのか…DT SWISSがロットソウダルをチューブレスタイヤでも支援開始!
2022年ワールドツアーチームLotto Soudal(ロット・ソウダル)とDTスイスの新しいパートナーシップは、チューブラーという選択肢ではなくチューブレスという現在のトレンドを選択し支援を行うことを決めました。
もちろんまだ現段階ではチューブレスタイヤに欠点が残っていることは確かではありますが、昨今のチューブレスタイヤの進化には目を見張るものがあります。
プロのレースのような数秒単位でレースが動き、このような小さな性能差が最終的な結果を決める世界ではもうすでに無視できるものではなくなっているのです。
Lotto Soudal(ロット・ソウダル)ロードレーシングチームは、これまでコンポーネント、ホイールをカンパニョーロからサポートを受け使用してきましたが、2022年にコンポーネントをシマノ(デュラエースDi2)、ホイールをDT SWISSへと変更しました。
2021年まで基本的には前作のボーラチューブラーホイールで戦ってきたロット。新作のボーラ(チューブレス)がテストされることもありましたがそれはごくごく稀でした。
DT SWISSは、チューブレスを完全に採用した最初の企業のひとつで、2016年にERC 1100 エアロシステムホイールの開発をきっかけに精力的にチューブレスの開発研究に尽力してきました。徐々に成果を確認しつつDT SWISSのラインナップからチューブラーは廃止されていきました。
未だ世界で行われるレースではチューブラータイヤが幅広く使用されていますがチューブレスの波もここまできたようです。
私自身は2年ほど前からチューブレスを使用しています。路面抵抗、乗り心地、対パンク性能など他のタイヤシステムよりも優れていて全くもって元のタイヤに戻す気が起きません。ただし取り付け時の煩わしさだけはだいぶ良くなったものの現在も少しばかり残っています。
レースの世界でも日の目を見始めたチューブレス。導入を踏み切れていない方この機会に是非如何でしょうか?