マチュー・ファンデルプールが45kmの単独アタック！歴代の優勝記録に並ぶ3度目のツール・オブ・フランダース優勝！

マチューが華麗で大胆な長距離の単独にげを成功させ勝利を勝ち取りました。

マチュー・ファンデルプール（アルペシン・ドゥクーニンク）が日曜に行われたツール・オブ・フランダースで3回の優勝を飾るという歴代の記録に匹敵する歴史的勝利を収めました。

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レースが動きを見せたのは残り100km地点、まずはマッズ・ピーダスン (リドル・トレック)がアタックを仕掛け、全長 400 メートルのモーレンベルクでフル加速、集まっていた集団を大きくかき乱しました。

これにはしっかりとチャンスを伺っていたファンデルプールのみが対応、彼を除くレース優勝候補の含まれるグループを引き離します。この10kmほど後、マチューのタイミングを見てピーダスンが再び先頭からアタック。

今大会が難しいレースになることを察したアルペシン・ドゥクーニンクはジャンニ・フェルメルシュによってピーダスンのアタックに追従させ封じ込めます。

残り55kmとなった頃アウデ・クウェアモントの3つの登りのうちの2番目で、マチューが先頭の2人をパス。ここでのアタックは決まらずグループは数キロ後に再集結し、一つになってパテルベルクを登りました。

数少ないであろう勝機をじっくりと伺っていた世界チャンピオンジャージを着たマチューは、雨に濡れたヘリンゲンにある17箇所の登りのうちの12番目に訪れるコッペンベルクの登りで残り45kmを残しているにもかかわらず勝利を大きく手繰り寄せるアタックを開始。

この登りは斜度が20％を超えるような激坂であることからライバル選手たちは自転車を降り駆け上がる中、マチューは渾身のアタックで自転車に乗ったまま激坂をクリア！ライバルたちを引きちぎります。

その後、単独でアウデ・クウェアモント川とパテルベルク川を越え、最終地点であるアウデナールデのフィニッシュラインに到達しました。

ゴールラインが見えると、マチューは自らのバイクを高々と頭上に掲げ、フランダースでの勝利を祝福しました。

「これは私がこれまでに行ったレースの中で最も難しいレースの一つです」

マチューはレース後にこのように語り、彼の最も素晴らしい勝利の一つとなりました。

ツール・オブ・フランダースで3回優勝したのは

• トム・ボーネン
• ファビアン・カンチェラーラ
• ヨハン・ムゼウ

らを含み史上７人のみ。

photo:gettyimages

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