内訳はワールドツアー参加の全18チームと、プロチーム中ランキング上位の2チーム(イスラエル・プレミアテックとロット・デステニー)が自動的にレースへ招待、それに加えUno-X MobilityとTotalEnergiesにワイルドカードによるエントリーのチャンスが与えられています。
トスカーナから南フランスのニースまでの3497.3kmに渡る21日間のレースがいよいよ迫ります。
スペシャライズドは、長年にわたり共にレースを戦ってきたチーム「BORA – hansgrohe(ボーラ・ハンスグローエ)」が、新たにRed Bull(レッドブル)をオーナー企業として迎えることを記念、特別限定版のS-Works Tarmac[…]
究極のレースバイク 第8世代となるMadoneが誕生しました。この一台で、スプリントもクライミングもあなたの最速を引き出します。最速のプロ選手の要望を全て盛り込んだレース性能を備えたことによって、Madoneはレースバイクとして最速[…]
近年のグランツールの集団スプリントにおいて、先頭集団の仕事人として他を圧倒するチームがアルペシン・ドゥクーニンクでしょう。 フィリプセンのパワー、ライン取り、タイミング、そして何と言っても類稀なる勝負勘は特筆もの!さらにチームのリードアウトも完璧に噛み合うことが多くコンビネーションも完璧!さらにさらにチームにはマチューもいるとなれば結果は見えていますね。 もちろんこれまでにもステージ勝利を量産、今年のツールのグリーンジャージの筆頭でしょう! フィリプセンは昨年のスター選手の一人で、4回のステージ優勝(2011年大会以来ツール1回での最多記録)を成し遂げ、グリーンジャージを獲得。今春も勢いは緩むことなく、ミラノ〜サンレモ、ブルージュ〜デ・パンネクラシックで優勝、パリ〜ルーベで2位を獲得するなど絶好調。 フィリプセンだけではないのがこのチームの強み、最速のリードアウトマンであるマチュー・ファンデルプールも彼のために走る。この2人の素晴らしい連携は、昨年のツール・ド・フランスのスプリントだけでなく、春のミラノ〜サンレモではファンデルプールがフィリプセンの勝利を助け、パリ〜ルーベではその逆の展開となったときも見られるほどのシンクロ率を有しています。 マチューが華麗で大胆な長距離の単独にげを成功させ勝利を勝ち取りました。マチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク)が日曜に行われたツール・オブ・フランダースで3回の優勝を飾るという歴代の記録に匹敵する歴史的勝利を収めまし[…] ワレン・バルギル、ナイロ・キンタナがチームを去り、アルケアB&Bホテルズは大きくチームの方向を転換、スプリンターのアルノー・デマールを新たな主力選手として迎え、2024年のツールに向けて準備してきました。 移籍してきたデマールは過去にツールのステージで2勝を挙げているデことからチームに待望の初勝利をもたらすことが期待されています。 ただしここ最近のデマールは調子がいいとは言えずどのレースでもトップ10入りを逃しています。また最近ではダンケルクで指を骨折するなどツール出場の危機も…。 そん中注目されている選手がケヴィン・ヴォークラン。23歳のヴォークランは今年、イツリア・バスク・カントリーとティレーノ・アドリアティコの両方でトップ10入りを果たし、ラ・フレーシュ・ワロンヌのムル・ド・ユイで2位に入り、エトワール・ド・ベセージュのタイムトライアルで優勝するなど、結果を出している若手選手。 今年はデマールにも期待したいところですがヴォークランの活躍にも期待が持てるでしょう。 2023年にマーク・カヴェンディッシュと契約して以来、チームはカヴェンディッシュの35勝目に注力し、偉人エディ・メルクスを追い抜いて、ツール・ド・フランスでの最多ステージ優勝記録保持者となることを最大の使命としてきました。 当初1年計画だったのですが、カヴェンディッシュが第1週の終わりにクラッシュしてリタイアとなってしまったことを受け、チームは計画を変更、歴史に残る最後の挑戦をすることに決めました。 本人が絶好調とは言い難い状態ではあるものの、歴史的な勝利に世界中の注目を集めることは確実!歴史が塗り替えられる瞬間を期待しましょう! また、ジャック・ヘイグがレース前に調子を取り戻すことも期待されており、ベテランのワウト・ポエルスも、ツール・ド・ホングリとアルプス・ツアーでそれぞれ3位と6位に入ったことを踏まえると、総合順位で上位を狙える状況にあります。他にはマテイ・モホリッチも参加しており、ツールで3回のステージ優勝を経験しています。 昨夏デビューしたフィル・バウハウスも集団スプリントで実績を有していることからバーレーン・ビクトリアスはほぼすべてのステージで勝利を狙える力を持っています。 コフィディスのエースはギヨーム・マルタン。8回連続のツール・ド・フランス出場を誇り、チームとして総合優勝を狙う。これまでの出場では8位、10位、11位、12位という結果だが、驚くことにステージ優勝の経験はないため途中よりステージでの勝利に切り替えることも可能です。 チームのエースフェリックス・ガルは今シーズン若干おとなしいものの、それでもチームのクライミングの主力選手であり総合優勝候補、ツール・ド・スイスでは総合10位を目指す選手。 チームの勝利数の多くを占める貢献人ブノワ・コスネフロイは丘陵ステージをターゲットに、またスプリントシーンではダンケルク4日間レースで連勝と総合優勝を果たし、調子を取り戻しつつあるサム・ベネットがいることから十分勝利を狙っていけるでしょう。 今大会のジロ・デ・イタリアのタイムトライアルステージでは、世界的にも未発表のバイクやヘルメットなど数多くの新技術がお披露目されました。これまで以上に巨大化したチェーンリングは周囲の目を釘付けにする威力がありました。中でも非常に高い注目を[…] ツール・ド・フランスお馴染みのロマン・バルデはジロでヤコブセンよりも良い成績を収め、ボッカ・デッラ・セルヴァでステージ優勝に近づきながら総合9位でフィニッシュ。 彼はキャリアを通じて完走した8回のツールのうち2回を除いてすべてトップ10入りを果たすほど上位選手の常連。 ベテランの域に達するバルデに期待がかかる他、今季は以前大事故から復活を果たし見事勝利を飾ったヤコブセンの参加にも注目したいところです。 しかしここでも不幸が、カラパスとアルベルト・ベティオルは最近のツール・ド・スイスでクラッシュにより棄権、チームは「目標はツール・ド・フランスのまま」であると発表しているものの、カラパスの調子がまだ不透明です。 これによりニールソン・パウレスの総合優勝狙いや、山岳賞にも期待がかかります。 この他にはベン・ヒーリーがツールデビューを果たす予定であり、昨年のジロデビューやクラシックでのパフォーマンスを見る限りあらゆる場面でアタックを仕掛ける面白いレース展開も期待できるでしょう。 そんな大ベテランが退いたことは悲劇ではありますが、グルパマにはデビッド・ゴデュという新しい夜明けが待っています。 クライミングを得意とし、アタック力も兼ね備えた彼は今後グルパマを牽引するエースとなっていくでしょう。 昨年イネオス・グレナディアーズがツール・ド・フランスの総合表彰台に選手載せることができなかった珍しい年を経験しました。 ロドリゲスの他にエガン・ベルナルとトム・ピドコックがエースの有力候補ではあるもののベルナルは怪我からの復帰に時間を費やし、ピドコックはなかなか安定した結果を出せずにいます。 本来のチーム力からすれば十分に総合優勝を狙えるチームですのでチーム戦略にも期待したいですね。 ビニアム・ギルマイは世界中から注目を浴びツール・ド・フランスに出場します。 ただしこれまでのところ、彼のシーズンは途中棄権に悩まされており、春先のクラシックレースでは良い成績を残していたのですがドワース・ドア・フランデレンでのクラッシュでも棄権となってしまいました。 さらに翌日のジロ・デ・イタリアでもクラッシュでレースを終えてしまいました。 彼は優秀なスプリント能力が武器、以前はマチューに讃えられるほどの良いレースを行ったことでも有名なギルマイ。条件次第ではグリーンジャージも十分に狙っていけるでしょう。 昨年度全てのグランツールで覇者となったユンボ・ヴィズマ。しかし今年は超実力派エース選手の移籍、大型スポンサーの移動などグランツールを取り巻く環境が大きく変化し、ユンボの一強とはならないでしょう。そんな中選手の移籍とともに[…] しかしながらここ最近目立った結果が出せておらず苦しいレースが続いています。今回のツールも選考から外れてしまいました。 そんな中チームは、今年ステージ優勝を目指し、スティーブン・ウィリアムズとデレク・ギーをピックアップ、優勝争いに投入します。 ウィリアムズは今シーズン、ラ・フレーシュ・ワロンヌとツール・ド・ダウンアンダーの両方で優勝、ツール・ド・スイスのステージで2位に入るなど、素晴らしい結果を残しています。 またデレクはジロ・デ・イタリアで連続2位を獲得、一躍脚光を浴びクリテリウム・デュ・ドーフィネでステージ優勝と総合3位を獲得するなどこちらも有力候補となっています。 多様な才能を誇るチーム リドル・トレック。 イエロージャージは、ゲイガンハートに大きな期待が寄せられていましたが、コロナウイルスとドーフィネでの落車による肋骨骨折のため、スタートラインに立つことができませんでした。 マッズ・ペダーセンは昨年グリーンジャージ狙いでしたがジャスパー・フィリプセンに大きく引き離されてしまい最終的に2位。ただ今年の彼は非常に好調でその差を埋めるだけでなくステージ優勝回数も増やせると思わせる素晴らしい仕上がり。水玉ジャージは、ジュリオ・チッコーネが昨年獲得、今年も狙っていくことになるでしょう。 ロットはツール・ド・フランスで2020年のスプリントでカレブ・ユアンが勝利して以来、ステージ優勝から遠ざかっています。カレブが移籍した後彼の後のリーダーを務めるのはアルノー・デ・リー。 彼は22歳と年も若く、この2年間で急成長するなど純粋なスプリンターが苦戦するような丘陵ステージなどでは特別脅威な存在となるはず。 ロットにはもう一人、マキシム・ファン・ギルスにもちゅモクが集まります。今シーズンここまでチーム最高のパフォーマンスを見せ、昨年はグラン・コロンビエに次ぐステージ2位でフィニッシュ、その後ストラーデ・ビアンケとラ・フレーシュ・ワロンヌで表彰台、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで4位を獲得して、世界的にも有数のパンチャーとしての地位を確立しています。 2024年は今のところモビスターにとってまたもや厳しいシーズンとなっています。 この状況を打ち破るエースはもうエンリク・マス以外にはいません。総合優勝に最も近いライダーの一人で、過去8回のグランツール出場のうち6回でトップ6入りを果たしているほどの実績を有しています。 ここまで彼は堅実なシーズンを送っていますが今年もツールに確実に焦点を合わせていることでしょう。 ロードバイクシーズン真っ只中、非常に気持ち良く走れる季節を過ぎ、いよいよ季節は夏に!時間帯や季節の変わり目などからくる寒暖差。夏ともなると早朝から走行することも多いロードバイクではウェア選びが非常に重要な要素になります。本来[…] 2024年シーズンに向けレッドブル・ボーラ・ハンスグローエはツール・ド・フランス優勝を目標に絞り、プリモシュ・ログリッチを獲得。 チームはこれまで10年の歴史の中でこれまで一度も表彰台に上がることができませんでしたが、ログリッチの参入によって総合優勝への期待を大きく加速させました。 チームとログリッチ双方が総合優勝に対しての想いが強く、チームもログリッチのためにこれまでに選手を入れ替えながら地盤を固め、ダニー・ファン・ポッペル、ニコ・デンツ、マルコ・ハラー、マッテオ・ソブレロ、ボブ・ユンゲルスといった優秀なサポート選手を採用しマイヨジョーヌ獲得への準備は完璧です。 ソウダル・クイックステップは、アプローチを大幅に変更、これまでの集団スプリントとステージ優勝を狙う方向からレムコ・エヴェネプールの総合優勝へ全力を注ぎます。 エヴェネプールはリエージュ〜バストーニュ〜リエージュでの2度の優勝、2022年の世界王者、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝などこれまでの実績を考えてももう十分に打って出ても良いタイミングです。 クラッシュでの鎖骨骨折を感じさせな買った復帰後のクリテリウム・デュ・ドーフィネでは、タイムトライアルで圧倒的な勝利を収めましたが、最後の3つの山岳ステージで大きく失速、プリモシュ・ログリッチに2分25秒遅れ総合7位でフィニッシュ、これは若干の懸念材料となってしまいそうです エヴェネプールでマイヨジョーヌを狙うためのチーム作りとして、ミケル・ランダと契約。スカイ時代クリス・フルームの2017年ツール・ド・フランス優勝を支え、モビスターではリチャル・カラパスの2019年ジロ・デ・イタリア優勝を支えたスーパーアシスト。ヴォルタ・ア・カタルーニャで2位、ドーフィネで10位という成績も残していることから今年も十分な脚があること示しています。 トータルエナジーズが2022年シーズンにペーター・サガンと契約、非常に大きな注目を集めました。 ただ、全盛期ほどの勢いはなくサガンが引退した今、チームは新たな方向へ向かう必要があります。 今後活躍を期待しチームに勝利を届けてくれる選手はマチュー・ブルゴードーではないでしょうか。今年のパリ〜ニースでも同様にアグレッシブな走りで山岳賞の2位を獲得しています。 ピエール・ラトゥール、アンソニー・トゥルジス、ジェフリー・スープ、アレクシス・ヴイェルモズなどトータルエナジーズには経験豊富な選手もしっかりと在籍、これからのステージ勝利に向け彼をしっかりと後押ししてくれるでしょう。 ポガチャルはジロにおいて2位に約10分差をつけ、無理をする必要を感じさせずに6つのステージ優勝と共に完全制覇。 しかしツールで同じように進められるかというとそんなことはありません。エヴェネプール、ログリッチ、ヴィンゲゴーなど超有力な優勝候補選手が立ちはだかります。 そんな厳しい状況においてもポガチャルには強力な仲間がいます。ツール・ド・スイス優勝者のアダム・イェーツ、準優勝者のジョアン・アルメイダ、若手のホープ フアン・アユソがポガチャルを強力にサポート。 クラッシュによる若干の体調の懸念こそあるものの、ツールという長丁場の中盤くらいにコンディションがあえば十分な艦隊となって他のチームを圧倒するほどの脅威となり、ポガチャルは総合優勝であるマイヨジョーヌへ大きく加速することができるでしょう! もはや永遠の課題とも言えるパワー削減議論…これまでに [sitecard subtitle=関連記事 url=https://acti-folio.com/wattcustomroadbik[…] 昨年、ツール・ド・フランスデビューを成功させたUno-X Mobilityは、再びASOからワイルドカードエントリーとして招待されました。 逃げ集団で積極的に活躍しチームの印象を大きく残し、特にトビアス・ハランド・ヨハネセンはトップ6フィニッシュを3回果たすなど成功を収めたと言っても良いでしょう。彼は春のラ・フレーシュ・ワロンヌで6位に入るなど今年も好調を維持しています。 またスプリントにおいてもアレクサンダー・クリストフが起用されることから十分にステージ優勝のチャンスがあります。ツール期間中に37歳を迎えるクリストフですが、ここ1か月ほど定期的に勝利を重ね、ツールでのステージ優勝を獲得する可能性は大いに期待できます。 落車による骨折から出場が危ぶまれていた2年連続マイヨジョーヌ ヨナス・ヴィンゲゴーと超強力アシスト ワウト・ファンアールトがヴィスマ・リース・ア・バイクのツール・ド・フランス出場選手に確定し他ことが発表され世界中が安心しました。 しかし、出場こそ発表しましたがヴィスマ・リース・ア・バイクはヴィンゲゴー選手の体調には慎重な対応をとっています。ここ最近高地トレーニングを再開したものの正確なコンディションは全くと言って良いほどわかっていません。 クラッシュとその際の怪我のひどさを考えれば、ツール・ド・フランスに間に合うように復帰するのは奇跡にすら思えてしまいます。 ただそのクラッシュの前までヴィンゲゴーはティレーノ・アドリアティコとオ・グラン・カミーニョの両方レースで優勝、合計5つのステージ優勝を果たすなど、圧倒的なコンディションでシーズンをスタートさせれていたことが尚更心配でもあります。 そしてなんとヴィンゲゴー同様、ファンアールトもクラッシュに苦しんだ1人。ただこれも同様に驚異的な回復を見せノルウェー・ツアーでレース復帰。ファンアールトはツール・ド・フランスで9つのステージ優勝を獲得、2022年にはグリーンジャージを手にするほどのスーパースター。こちらも復帰が最近ということもありコンディションはまだまだ未知数。 それぞれのコンディションが怪我の前の状態にしっかりと戻っていれば最強と名高いUAE、今大会への準備が完璧なまでに周到なレッドブル・ボーラと非常に面白い戦いが見られるでしょう! photo:gattyimagesアルペシン=ドュクーニック
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ソウダル・クイックステップ
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ウノ-X モビリティ
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