ロードバイクシーズン真っ只中、非常に気持ち良く走れる季節を過ぎ、いよいよ季節は夏に!
時間帯や季節の変わり目などからくる寒暖差。夏ともなると早朝から走行することも多いロードバイクではウェア選びが非常に重要な要素になります。
本来であれば走りやすい時期に最適なウェア選びを行い、夏でも快適にサイクリングを満喫したいと思うのは自転車を愛するものであればみな同じ!
今回は季節の変わり目などの寒暖差のある時期でも快適に過ごすことのできるサイクリングウェアを中心に話していこうと思います。
インナーウェア
多少寒い時期でも思った以上に汗をかくのがサイクリング。このようなときにまず注目したいのがインナーウェア。中でも速乾性のインナーウェアを着用することによりサイクリング中、常にドライで快適な状態を保ってくれます。
後で紹介するサイクリングジャージとの相性も抜群で、これらを組み合わせることによって更に汗に対しての快適性を高めてくれます。複数所持していても何ら問題ない超!必須!オススメアイテムです!
インナーウェアを選ぶポイント
吸汗性能 | 冬場でも汗をかくサイクリングにとって最重要項目!まずはこれ! |
速乾性能 | 不快な汗をいつまでも残さない速乾性は快適性に直結! |
防臭性能 | 一日中走るサイクリングでは結構重要な要素!できる限り爽やかに走りたい! |
値段 | ケチると損するかも!実はアウターよりもお金の差がはっきり出る印象が強く、予算が許すなら性能で選びたい! |
超オススメインナー
MILLET DRYNAMIC(ミレ ドライナミック)
トレッキングメーカーのミレーが販売するドライナミックは独特な形状が特徴のインナーウェア。見た目はインパクトがありますがいざ着てみると着用している感覚が薄れるほどの着心地!通気性、速乾性、値段全てにおいて優秀なウェア。
サイクルジャージ
ジャージと言っても普通のプージャーとは全く違うのがサイクリングジャージ。生地へのこだわりももちろんありますが何がいいのかってそれはバックポケットの存在!
専用品は伊達じゃない性能はこれ以外にも多数!まさに痒い所に手が届く専用の強み!
サイクルジャージを選ぶポイント
ポケット数 | ポケットの数は私の知る限りおおよそ1〜3個といったところ。まず最初に買うのであれば3個タイプ一択!ジッパー付きもあるけどなかなか出番がないかもw |
サイズ感 | サイクリングは常に風に晒されるもの。多くのブランドがタイト目に設計しています。しかししっかりと伸び縮みする素材ですのでメーカーが掲げるサイズ基準で選んで問題なし! |
デザイン | ポケットの数さえクリアできれば好みのデザインで選びましょう!自転車やヘルメットに合わせると超オシャレ! |
値段 | 高ければ良いということはないので値段は気にしない方がいいです。特にジャージはこだわれば非常に高価になり、中には数万円するものも珍しくないので尚更早めに着地した方が良いでしょう! |
長袖?半袖?
一年通して考えれば一旦はどちらも持っておくのがいいでしょう。ただし薄手の長袖はアームカバーでなんとかなる事が多く、好みが分かれるかも…。
私の個人的なオススメは薄手の半袖!暑い時はそのままでもいいし、肌寒い時期や時間はアームカバーやインナーウェアでバッチリ!
超オススメジャージ
PEARL IZUMI(パールイズミ)
サイクリングジャージのおすすめブランドは何と言ってもパールイズミ!サイクリングウェアを知り尽くし、様々なニーズに対応できる豊富なラインナップが魅力です!
Rafha(ラファ)
もう一つお勧めするならばここ一択!
その名もRapha(ラファ)
ピッチピチのジャージを着ているのになぜかオシャレ!そしてめちゃくちゃカワイイ!=カフェライドで無双状態!抜群にコーヒーとクロワッサンが似合います!
見た目の可愛さオシャレさだけでなく機能はあくまで実戦仕様と言うのだから文句無し!若干高級なところが気になりますがこだわりのウェアであれば確実に選択肢に入る超オススメ王道ジャージの決定版!
ウィンドブレーカー
確実にもっておきたいサイクリング時にめちゃくちゃ重宝するアイテムがウィンドブレーカー。暑い時期には活躍しませんが肌寒い、または寒い時期には大活躍!羽織るだけで風を遮断し抜群の保温効果を発揮します。
冬場の重ね着とも相性が抜群に良く、ヒルクライムの下りにおいては最強!これ無しでは下れないほど優秀なウェアです。バックポケットに収納できるコンパクトさや軽さで一年通して大活躍してくれるでしょう!
ウインドブレーカーを選ぶポイント
防風性能・耐水性能 | 風を防ぐだけでなく急な雨にも対応できるのがウインドブレーカー。両方の性能が高次元にまとまればもはや無敵。 |
サイズ | 若干大きいくらいでちょうどいいと思います。冬場の重ね着を想像して選びましょう。 |
収納 | バックポケットやツールバックなどにさっとしまえるサイズであれば申し分なし。逆にこれができるできないでは使い勝手に天と地の差が出ます。 |
値段 | サイクルジャージよりも重視すべきアイテム!特に最新の技術が使用されている事が多く多少高額でもその分性能にしっかり反映されているものが多数!中には感動するほど優れたモデルも! |
超オススメウィンドブレーカー
CASTELLI ( カステリ )
SQUADRA STRETCH JACKET ( スクアドラ ストレッチ ジャケット )
【ワイズロード】
でコンポ・ホイールからウェアまで最大60%OFFのSALL中!👇
レーサーパンツ
レーサーパンツ通称:レーパン。問答無用の必須アイテムです。サイクルジャージはバックポケットがサイクリングに必須でしたがレーパンは股間部分のクッションが必須、このクッションがデリケートなお尻をがっちり守ってくれます!
レーサーパンツを選ぶポイント
クッションの種類 | クッションには様々な用途別に種類があります。初めての場合はオーソドックスなタイプを選んでおいてその後それを基準にしてより快適なものを選択できるようにしていきましょう。 |
ポケットの有無 | 太ももの部分やお尻の上の部分にポケットが備わっているものがあります。必須とまではいきませんが少しでも多く補給食など備えたい方は探してみてはいかがでしょうか。 |
サイズ | 非常にタイトではありますがストレッチ素材ですのでぴったりサイズを購入するのがオススメ。 |
値段 | ジャージと同じでそこまで高価なものは必要ありません。それよりも枚数を揃えておいた方がいいでしょう。 |
超オススメレーサーパンツ
Rapha プロチーム ビブショーツ
パールイズミ コールドシェイドタイツ
レーパンもサイクルジャージ同様オススメはパールイズミ!若干お値段張りますがまずはこれを着用して基準を作るべきワールドスタンダード!
男性用女性用ともに用意されていますので女性は専用品をチョイスしましょう。長さについては男性であれば半パンタイプ、女性は長パンタイプがオススメ。女性の場合長い方が美脚効果が期待できます。
Santic サイクルパンツ メンズ レーサーパンツ
中にはピチピチレーパンが気に食わない恥ずかしがり屋さんもいるかと思います。そんな方にオススメなのはこちら!
非常にコンパクトなクッションのみのレーパン?クッション?です。コンパクトなおかげでかさばる事がないのでハーフパンツなどをこの上に着用しても違和感なく使用できます。
私自身始めた頃はこのスタイルでした!女性の場合スカートタイプもありますのでより可愛くまとめる事ができます。
KAPELMUUR(カペルミュール)サイクルスカートストライプ
アイウェア
夏場は紫外線や虫、冬場になれば乾燥、一年中出番があるアイテム。特にロードバイクでサイクリングする人は一般的な自転車よりも速度が出る上に走行距離も長くなりがち。
速度の出ている状態で目が乾燥したり、虫が入ったりして視界が遮られてしまうことを想像するだけでゾッとします。アイウェアは値段による性能差がきっちりと出てしまう分野、できる限り有名なメーカーを選択するべきです。
アイウェアを選ぶポイント
目の保護性 | 走行中の異物の混入や紫外線、はたまた乾燥などから眼球を保護するアイウェアに求められる最も必要な性能は保護性能!普段つけるサングラスとは違って若干大きめのレンズを選んで、UVカット性能が高いものを選んでおけば上下左右死角無しで防御できます。 |
通気性 | 乾燥と紙一重ですが曇りにくさも大事な要素。冬場のヒルクライムで曇らないようなモデルは重宝します。 |
デザイン | これにつきます!人それぞれ顔の形が違いますし、ヘルメットの形状も違いますので最もかっこいいと思ったものが正義! |
値段 | 正直耐久性と性能は値段に確実に比例します。長く使いたいと思えるお気に入りが見つかったら投資を惜しんではいけません! |
超オススメアイウェア
オークリー
言わずと知れたスポーツサングラスブランドで、ロードバイク界でも着用率が非常に多いブランドです。カヴェンディッシュが流行らせたモデルも超有名!見た目のかっこよさもさることながら抜群の性能を持っていることも人気の秘密!
オークリー Sutro TI
オークリー Kato プリズム24K
100%
MTB界では非常に有名なブランド。最近ではロードバイクようのラインナップも!こちらはピーター・サガンが着用するモデルがあり超人気に!見た目自体はどことなくゴーグルチックですがそこがまたいい!
アームカバー&レッグカバー
これまでに紹介してきたジャージやレーパンと相性抜群のアイテムがこちら!私が半袖をオススメするのもこの強力な存在のおかげ!ジャージとレーパンともに半袖半パンでもアームカバーとレッグカバーですぐさま長袖状態に!
寒い時につければ抜群の保温効果を発揮し、暑い時につければ速乾性の高さから吸汗能力を発揮、能力はそれだけにとどまらず!日光の照りつける暑い時期は直射日光から肌を守り、不要となればバックポケットにすっぽりと収まる収納性の高さも併せ持つ万能性!
活躍頻度の高さから可能な限り高性能なものをチョイスしたいところ!
アーム レッグカバーを選ぶポイント
吸汗性能 UV機能 | 何と言っても汗に対する性能を重視したい製品。速乾性能の優れたモデルを選べばライド中の快適さが飛び抜けます。さらに紫外線にも強いものなら鬼に金棒! |
速乾性 防寒性 | 夏場、冬場素材さえ変えればどちらにも対応可能なカバー。冬場の防寒対策にも使用可能な万能アイテム。 |
携帯性 | 折り畳んだり丸めたりしてどの程度までサイズが小さくなるかは実は大事な焦点。携帯性の高さも選ぶ大きなポイント! |
デザイン | お気に入りのジャージに合わせるもよし!ジャージのデザインの邪魔にならないさりげなさ重視もよし! |
値段 | ケチると本末転倒!性能が見合っていれば値段は気にしない方が圧倒的に幸せになれます。 |
超オススアーム&レッグカバー
サイクルグローブ
これまで紹介してきたウェアからすれば優先度は低く感じてしまうかもしれませんがそれは大間違い!グローブ最大のメリットを感じるのは落車時やロングライド時(終盤)!
落車した時に手がふれるのは硬くゴツゴツでしたアスファルトが大半。激しく擦れると手は簡単に裂傷を起こしてしまいます。このような落車時には安全装備の観点からも着用しておきたいですね!
そして快適性から言えばロングライド時!サイクリンググローブには振動などを軽減するクッションが搭載されていてこれはロングライドの終盤でじわじわと効いてきます!
サイクリンググローブを選ぶポイント
保護機能 | まずは安全から!できれば指ありタイプで完全防護しておくことが一番いいでしょう!しかし指なしタイプも多く目移りしてしまうので多少は仕方ないかも。 |
スマホ操作機能 | 必須の機能。ライド中にサイコンやスマホを操作することは頻繁に訪れます。必ずチェックするべき機能です。 |
クッション | ロングライドになればなるほど重要な要素。薄手だろうが有りと無しでは大違い! |
値段 | 値段でそこまでの大きな差が出ないのがグローブの世界。デザインや付け心地を重視! |
超オススメグローブ
サイクルソックス
サイクリング中に最も仕事をしているのはおそらく足!ソックスも専用品があるのは十分に理解できますね!
サイクリングシューズは快適性よりも軽量性を重視しているものもあるため直接足と接するソックスの仕事は非常に重要!こちらもロングライド時に大きな効果を発揮します!
サイクリングソックスを選ぶポイント
コンプレッション | ライド中には小さな筋肉から疲労が溜まり始めるもの。コンプレッション機能はじわじわといい仕事をしてくれます。 |
エアロ | 高速で回転する足。少しでもエアロに気を遣えば巡行が楽になるはずです。 |
デザイン | 丈の長さに始めリデザインは重要!後ろからの見た目もぜひチェックしたい! |
値段 | グローブ同様値段でそこまでの大きな差が出ないのがソックス。しかしがちレースモデルに至っては別なので注意! |
超オススメソックス
ヘルメット
自転車の世界では今年の4月よりヘルメット努力義務化が始まりました。もちろん努力ではありますがスポーツサイクル、特にロードバイクでは絶対に着用しましょう!
自転車で出せる速度は一般的に時速20キロ以下かもしれませんがスポーツサイクルやロードバイクではこの3倍は出せてしまいます。
ヘルメットを選ぶポイント
安全性 | 余程の怪しいモデルを選ばない限り問題ありません。OGKなど国産品であればまず問題なし! |
快適性 | ヘルメットの上部の形状で大きく開口が開いているモデルは通気性が良く非常に快適! |
デザイン | 日本人にフィットするように設計されたヘルメットも最近では数多く販売されるようになっています。自身のバイクやファッションも含めフィットするデザインを探すことも楽しみの一つではないでしょうか。 |
重量 | 軽ければ軽い方がいいですがそこまで固執する必要は全くないです。そもそも重量が軽いためハイエンドを選んだとしてもわずかな誤差レベルになることがほとんど…。 |
値段 | 高ければいいというものではなく、値段は軽さに影響していることの方が多いためデザイン重視で問題なし。 |
超オススメヘルメット
ビンディングシューズ
自転車とサイクリストが一体になるための最良の方法はビンディングシューズ。
ペダルとシューズを固定することによりこれまでに使えなかった力が使えるようになったり、力の伝達効率が大きく上昇したり良いことずくめ!これまでとは比べ物にならないほど自転車を進められるようになります。
注意しないといけないことといえば固定方式が2通りあることや慣れないうちは停止からの転倒が心配されます。
しかしながらロードバイクであればほとんどの人が導入するほどの必須アイテム!まだ導入していない方は是非早めに習得しておきましょう!
ビンディングシューズを選ぶポイント
固定方法 | ビンディング方法はSPDとSPDーSLの概ね二つの方式。SPDは脱着が容易だけど固定力はSPD-SLに劣ってしまいます。SPDはMTBやグラベルに多く採用されています。脱着に慣れていないうちはSPDから始めて良いかもしれません。経験を重ね最終的にSPDに落ち着く人もいるため一概に固定力至上主義ではありません。 |
締め付け方法 | シューズを締め付ける方法が紐式のものは比較的クラシックな見た目、ベルトやバックルタイプはもしかしたらそろそろ一昔前と言われるかも。今はBOAダイヤル式が主流!よほどこだわりがなければBOA一択! |
ソール材質 | ソール=底面の材質は走りの質に大きく影響を与えます。カーボンもありますが非常に高価なのでまずは特に拘らず選べばOK! |
値段 | 重量と感度が研ぎ澄まされると値段に反映される分野、まずは自転車との一体感としてビンディングシューズをはくだけでも効果があるので高価なものはいずれと考えましょう! |
超オススメビンディングシューズ
まとめ
私自身サイクリング時にはできる限り少ない荷物を抑え身軽に出るようにしています。
基本ウェアは最小限の重ね着、ごわごわするのを避けるためアーム、レッグカバーを駆使!もちろん不要になれば背中や腿のポケットに収納!
平坦をかっ飛んで移動し、苦しいヒルクライム時には超軽装モードへ!ヒルクライム後のダウンヒル前には背中からウィンドブレーカーをサッと取り出し体温の急降下に備えます。
道中は気持ちクッション性の高いグローブを常時着用してるので手の疲労はあまり感じたことがない私。ソックスもちゃっかりいいやつ装備で快適サイクリング!
こんな感じで小物に少しばかりのこだわりを持つこともサイクリングの質を上昇させる大きなコツになるはずです。
これまで紹介してきたもの以外にもたくさん素晴らしいサイクリングウェアはたくさんあります。是非こだわりを持って選んでこれまでよりももっと快適で素敵なサイクリングに出掛けてはいかがでしょうか!?
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