パフォーマンスのために設計された超軽量で反応性
カンパニョーロ（Campagnolo）は全サイクリスト待望のヒルクライムホイール Hyperon を復活させました。
筆者自身全くもってクライマーではありませんが、クライマーを目指していた際非常にお世話になったことのあるかつて名を馳せたHyperon！まさかの復活に心躍らせこの記事を執筆しております。
ロードバイクのカスタムパーツの中でも人気が高いホイール。人力で走る自転車という乗り物で特に効果を感じやすいパーツでもあることも大きなポイントの一つです。ホイールにはいろんな種類があり 柔軟で足当たりのいいロングサイ[…]
超軽量なだけではない進化
非常に軽量で高性能なホイールとして有名な前作をさらに上回る進化を遂げ復活した Hyperon Ultra。ディスクブレーキ仕様にしてその重量がわずか 1240g のこのホイールは、ただ単純に軽いだけでなく、強烈なアタックや高出力のダンシングなど高負荷の掛かるタイミングにおいてもしっかりと呼応する反応性の高さも主眼において作られました。
剛性と応答性
Hyperon Ultra は、Campagnolo 独自の超軽量カーボン製法を駆使して作られます。独自製法のHULC 方式により、カーボン繊維と樹脂のバランスが大幅に改善、ホイールの持つ剛性が向上します。
リムハイトは深すぎず浅すぎず37 mmを採用、このリムハイトは現在のサイクリングシーンにおいてエアロとクライミングの間の絶妙なポジションといえます。
パフォーマンスと安定性
Hyperon Ultra は古代ギリシャの魔法の比率を参考に考案されているそうで、軽量性、エアロ性、応答性の三位一体を意味します。ヒルクライムのイメージの強かった前作に比べ進化した今作はオールラウンドパフォーマンスを目指しました。
これは同社のエアロホイールBORAと双璧を成すオールラウンドホイールの誕生を意味しています。
Hyperon Ultra が採用するハブには、Campagnolo の Head-2-Bay トータル テンション マネジメント システムが採用されています。これはスポークの非弾性剪断を抑制し、力の伝達を強化しています。
スポークは、マイクロムーブメントを生み出すソケット形式となり、写真のようにソケット内の小さな動きがホイールの余分な張力を分散し路面の大きな変化や加減速の繰り返しなどの場合においてもホイールの剛性は常に適正に保たれます。
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Hyperon Ultra は Campagnolo 独自の C-Lux コーティングで仕上げられ、美しい光沢のある外観を持っています。これは外観だけの優位性ではなく重量的な優位性も兼ね備えています。
仕様
- • 重量: 1240g (2WF) 1160g (チューブラー)
- • リムハイト: 37mm
- • ホイール内幅: 21mm 外幅: 27mm
- • アクスル: F 12 x 100mm R 12 x 142mm
- • スポーク: F21、R24
- • ブレーキシステム: AFS ディスク
- • ベアリング: CULT セラミック
- • フリーハブの互換性: N3W LIGHT、XDR、HG
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