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注目の最新タイヤ!コンチネンタル Continental GP5000S TRレビュー!

Continental GP 5000S TR

数々の輝かしい実績を持ち世界中で高評価を得ているタイヤで2021年のパリ〜ルーベでのソニー・コルブレッリの勝利とともに世界中で発売されました。
前作から非常に優秀で世界最速を争う際には必ずと言っていいほど登場するほど有名なタイヤです。
今回はGP5000STRのレビューをご紹介していきます。


タイヤ重量

箱出し後すぐの重量を測ってみましょう。

体重計に乗せた700 x 28c GP5000STRタイヤの重量は563gでした。

公表されている重量よりもわずか0.6g思いですが、前作のGP5000TLの同サイズのものと比べると35.6g軽量になっています。

せっかくなので他社と比較すると

  • Schwalbe Pro One TLEに対して約10〜20g重い
  • Pirelli P Zero Race TLRに対して約20g軽い
  • GoodyearEagleに対して約30g弱軽い

フックレスリムと内部リム幅

GP5000S TRをフックレスリムに取り付ける場合の注意点としてすべてのタイヤサイズで最大空気圧が73psi /5.0barとなっていることに注意が必要です。

またタイヤサイズ700 x 25cに関しては幅広のリムと互換性がないことにも注意が必要です。

例えばZIPPなど最新トレンドを取り入れた幅広ホイールに装着する場合700 x 28c以上を購入して使用することになります。

Continental GP5000STR
タイヤサイズ700 x 25c700 x 28c700 x 30/32c650 x 30/32b
フックリム最大空気圧7.5bar / 109psi6.5bar / 94psi5.0bar / 73psi5.0bar / 73psi
フックレスリム最大空気圧5.0bar / 73psi5.0bar / 73psi5.0bar / 73psi5.0bar / 73psi
最大リム幅21c25c25c25c

 

タイヤ取り付け(チューブレスセット)

今回の目玉である改良の一つ、取り付けやすさの大幅向上。

コンチネンタルは発売時に、GP5000STRはチューブレス対応のロードバイクホイールに簡単に取り付けができると発表しています。

チューブレス用のビードを持つタイヤは総じて取り付けが難しく専用の機器を使用する必要さえありました。

今回テストを行ったGP5000S TRは、特別なツールを使用せずに取り付けることができたそうです。

これははっきりと進化していると言えるでしょう。

逆にGP5000S TRをクリンチャータイヤとして使用する場合の取り付け難易度が若干上がっているようです。
これは構造上タイヤのビード部分がホイールのリムの一番深い部分へ到達しにくく、これによりタイヤがたるまず取り付けが難しいと感じてしまうとのこと。
タイヤレバーを上手く使うことと、タイヤチューブが挟まっていないかということをこれまで以上に確認して作業することが重要になりそうですね。

ライドの印象

実際の乗り味が前作のGP5000TLと非常によく似ている印象のGP5000STR。

それはGP5000TLをそのまま純粋に速くした印象を受けます。

特に雨の日でのコーナーや下り坂ではこれまで以上に安心して預けられるタイヤに進化してい流と感じます。

これまでのグランプリでは感じにくかったしなやかさ快適性は、2層のケーシングのおかげで十分な快適性と振動減衰を産んでいます。

耐久性

新しいGP5000STRは前作のGP5000TLに比べ、対パンク構造を3層構造から2層構造にしているということから前作のGP5000 TLと比較して耐久性が低下している可能性あります。

これは軽量化に対してのアプローチと考えられますが、Vittoria Corsa SpeedTLRやSchwalbePro One TTなど転がり抵抗に着目したタイヤたちはパンク防止ベルトすら搭載していませんので最速級のタイヤとして十分な対パンク性能を持っています。

実際に世界最高峰の過酷なレースで有名なパリ〜ルーベですでに勝利を収めていることはパンク性能の高さを物語っているとも言えるでしょう。

 


 

 

転がり抵抗テスト

GP5000S TR発表時コンチネンタルは前作に比べ約20%転がり抵抗が優れていると発表しました。

それは本当なのか?

GP5000S TRが一体どれくらい転がり抵抗において優れているかをテストを行ったメディアがあるのでそのデータを見てみましょう。

テスト内容

  • 室内ローラーでのパワー計測

テスト条件

  • ウォームアップ5分間
  • 45km/h時のパワーを計測
  • データのばらつきを抑える為日にちを変更してテストする

テスト機材

  • タイヤ:GP5000STR 700 x 28c
  • ホイール:Hunt 54 Aerodynamicist
  • 空気圧:90psi /6.2bar
  • パワーメーター:Garmin Vector3

計測データ

日付2021/12/132021/12/132021/12/132021/12/132021/12/132021/12/132021/12/152021/12/152021/12/152021/12/15
タイヤの種類GP5000S TRGP5000S TRGP5000S TRGP5000 TLGP5000 TLGP5000 TLGP5000 TLGP5000 TLGP5000S TRGP5000S TR
タイヤサイズ700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c
テスト速度45454545454545454545
ライダー重量65.665.665.665.665.665.665656565
バイク重量8.328.328.328.398.398.398.398.398.328.32
計測タイム00:05:0000:05:0000:05:0000:05:0000:05:0000:05:0000:05:0000:05:0000:05:0000:05:00
平均パワー144140140132133131133133140139
DATE FROM    https://www.bikeradar.com

 

テスト結果

  • GP5000S TR 平均パワー=139.75
  • GP5000 TL 平均パワー=132.4
  • 平均パワーの差=7.35(5.26%)

テスト結果からわかるように

なんと20%削減どころか前作より必要パワーが増えるという結果に。

室内では全てを決めきれませんので実走テストも参考にしていきます。

 

実走テスト

実際に走ってテストを行うコースに選ばれたのは約5分で走ることのできるヒルクライムコース。

このコースを複数回走ってタイムを計測することでどれくらい差が出るのかを検証します。

 

テスト内容

  • 屋外(ヒルクライム)でのタイム計測

テスト条件

  • 目標平均出力250ワット
  • コース:距離2キロ 平均勾配5.7%
  • ブラケットポジションに徹底し、ダンシングは行わない

テスト機材

  • タイヤ:GP5000STR 700 x 28c
  • ホイール:Hunt 54 Aerodynamicist
  • 空気圧:65psi / 4.48bar
  • パワーメーター:Garmin Vector3

計測データ

日付2021/12/162021/12/162021/12/162021/12/162021/12/162021/12/16
タイヤの種類GP5000S TRGP5000S TRGP5000S TRGP5000 TLGP5000 TLGP5000 TL
タイヤのサイズ700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c700 x 28c
Lap time00:06:3800:06:4200:06:3800:06:4100:06:4100:06:40
平均パワー253253254253253253
平均速度18.117.918.1181818
平均CAD868887868789
DATE FROMhttps://www.bikeradar.com

テスト結果

  • GP5000S TR 平均タイム=00:06:39
  • GP5000 TL 平均タイム=00:06:40
  • 平均タイムの差=00:00:01(0.30%)

テスト結果から分かるように実際のところ転がり抵抗に関して大きな有意差はないと言えます。

両者の差は00:00:01(0.30%)ということもありこれは誤差とも言えます。

テストに使用したパワーメーターGarmin Vector3の計測誤差は±1%、これが影響した可能性も十分に考えられます。

よって結果は完全にドロー。

 

結論

まさかドローになるとは思っていませんでした。※最初に必要パワーが増えた時点では危機感すら感じましたが…。

これは前作のGP5000 TLが既に完成されたタイヤであったと言えますね。

実質的な速さはテストにおいてGP5000 TLと変化は無いということになりますが、これまで非常に大変だったチューブレスタイヤの取り付け作業が大きく向上していることは大きなメリット。

自社比較で前作と同等ではありましたがこのタイヤは他社製品と比べ、優れた対パンク性能を有しているTTタイヤにも引けを取らない転がり性能を持つタイヤであり、速さに関してはもはや熟成の域に入ったと言えるでは無いでしょうか。

photo:https://www.bikeradar.com




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