世界的にも有名な選手であり、地元スロバキアでは英雄ともなっている
ピーター・サガン
私の嫁も彼の大ファンであることで知られています。
ただファンというだけではなく某サガンファンクラブの事務局という熱の入れよう…
ここまでくると恐れ入りますww
さて人々を魅了してやまないピーター・サガン選手ですが、まだご存知ない方や詳しくは知らないよって方のために
マニアックな
紹介記事をご紹介します。
サガンファンのみならず是非お付き合いください!
ピーター・サガン
- 名前 ピーター・サガン(ペーター、ペテルとも呼ばれる)Peter Sagan
- ニックネーム ターミネーター(初耳でしたwww)
- 住居 モナコ
- 出身地 スロバキア
- 身長 184cm
- 体重 75kg
- 妻 カタリナ(サガンは現在は独身)
- 子供 マーロン
- 脚質 パンチャー
- 所属チーム ボーラ・ハンスグローエ Bora – Hansgrohe
体格は大柄でガッチリとしており、彼の持ち味がスプリントであることから短距離選手向きの体つき。
ゴール前では巧みなライン取りが得意で、予想できないようなラインをついてくることで観客を驚かさせます。
ただし、純粋なピュアスプリンター程の最大出力は無く最大出力では敵わないこともしばしば。
彼の特筆すべき能力に乳酸除去能力があります。
人外とも言える程のものを持ち合わせており、登り基調のスプリントや山岳コースのアタックなど体格からはとても想像できないような動きを取ることができ、尚且つゴール前ではいつも通りのスプリントもやってのけてしまいます。
彼のニックネームである「ターミネーター」は納得!
もちろん機械ではありませんが、機械よりの人間(凄すぎて人間かどうか怪しい…)です!
サイクルロードレース:ジロ・デ・イタリアステージ 10 📽️ Sometimes the sprint is decided far from the finish line...📽️ A volte […]
この時は悲壮感さえも漂わせながらも他のスプリンターが登れないような山岳をギャンギャンにアタック(チームメイトの鬼びきに引き摺り回されている…)しています。
輝かしい戦歴
ステージ優勝などの戦歴をご紹介すると数が多く長くなってしまうため、特に大きなものをご紹介します。
世界選手権
優勝
- 2015
- 2016
- 2017
前人未到の世界選手権3連覇!
優勝者には1年間アルカンシェルと言われる世界五大陸を表す虹色のジャージの着用が許されます。
それをなんと3年間も着用していたということになります。
ですので、サガンといえばアルカンシェルという方も多いのではないでしょうか。
ツールドフランス マイヨベール(ポイント賞:グリーンジャージ)
- 2012
- 2013
- 2014
- 2015
- 2016
- 2018
- 2019
ツールドフランスでのポイント賞と言われるマイヨベール。
これは各ステージに設置されたスプリントポイントや平坦ステージでの勝利でポイントを獲得し、最終的にポイントをもっとも多く手にした選手に与えられるものでキングオブスプリンターの称号とも言われます。
もちろんピュアスプリンターたちがこぞって獲得を狙うポイントですが、なんと7回もサガンは獲得しているのです。
ピュアスプリンター達よりも登れるからこそなし得たのかもしれませんね
ツールドフランス表彰台
- ステージ 1位 12回
- ステージ 2位 23回
- ステージ 3位 11回
- 合計 45回
世界最高峰のツールドフランスでサガンは合計45回も表彰台に登っています。
毎年のようにマイヨベールを取得しているサガンにとっては普通かもしれませんが、表彰台に登って嬉しさのあまり涙する選手もいますのでどれだけすごいかがよく分かります。
クラシックレース パリ〜ルーベ
クラシックの王様と呼ばれるパリ〜ルーベ。
距離も長く設定され、激しい石畳がコース上に存在する世界でも有数の過酷なレース。
当時人間ではないのではないか?と怪しまれるほどの速さを手にしていたファビアン・カンチェラーラ選手が最も得意としていたコースです。
カンチェラーラ選手はタイムトライアル界では宇宙人の位置付けになる程常識はずれでしたが、サガンはパリ〜ルーベ全盛期のカンチェラーラを完封!ついには世代交代を突きつけるほどの圧勝劇を演じました。
私はこの勝利が最も印象に強く残っています。
Youtubeで遠藤さんがアップしてくださっている動画を私は何度も何度も拝見しました。
伝説とも言えてしまうよなピーター・サガンとはどんな人物なのか?
気になってきたのではないでしょうか?
ではご紹介してまいりましょう!
自転車との出会い
サガンは子供の頃サッカーと衝撃的な出会いをします。
その後サッカーに魅了され、恋におち熱心に取り組みますが
1週間で飽きた
ことにより大好きなサッカーをやめます。
その直後、彼は急遽自転車に跨がり運命の出会いを果たします。
彼はサイクリストとしても有名な兄のユライとともにサイクリングを開始し、わずか7歳の時に初めて優勝を経験します。
この優勝がサガン本人やサガンの家族を調子づかせ、
ピーターはサッカーではなくサイクリングをやるために生まれてきた神童である!
と確信します。
9歳までは独学でサイクリングを行っていたサガンですが、その後はジリナのサイクリングクラブへと所属しレースを行うようになります。
飽き性のサガンはロードレースだけというわけではなく、マウンテンバイクやシクロクロスも精力的に参加しました。
これが功を奏し、バイクコントロールが他の選手よりも明らかに秀でていると言えるでしょう。
色々なジャンルの自転車を楽しみ、サイクリングやレースをこなしつつ月日が流れ、ピーターは初めて大きな勝利を収めます。
なんと圧倒的な差をつけてジュニアカテゴリーのスロバキア選手権を勝利し、スロバキアのジュニアチャンピオンとなります。
その差ライバルに対して7分と圧倒的!
この後舞台を世界大会に移し、様々なレースで結果を残していきます。
プロサイクリストとしてLIQUIGAS キャノンデール(リクイガス)所属
ジュニアカテゴリーを卒業することになったピーターは自転車競技を続けることにし、シニアカテゴリーに移行します。
ただし、ロードバイクにするか、マウンテンバイクにするかは決めていなかったようで最初の年は両方を楽しみました。
シニアカテゴリーでも順調に表彰台を獲得し、この年の終わりにLIQUIGAS(リクイガス)とプロ契約(2年間)を結び、プロサイクリストとしての活動を開始します。
プロカテゴリーでの更なる加速!
ツアーオブカリフォルニア
ピーターはツアーオブカリフォルニアのステージで2勝をあげ、24歳未満のヤングライダーカテゴリーーで見事優勝します。
ツールドフランス 2012
世界最高のサイクリングレースであるツールドフランスについに出場が決定します。
さらに初出場であるにも関わらずステージで3勝を上げ、尚且つキングオブスプリンターの証であるグリーンジャージを獲得します。
初出場にして大成功!
世界的にも大きく注目を浴びるようになります。
さぁいかがだったでしょうか?
限りないスター性も持ち合わせているサガン選手!
これほどの選手ですから一度では語り尽くせません!
後半へと続きます!
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