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ロードレースシーズン前に知っておきたい!ロードバイクの脚質!2021年注目選手の脚質もご紹介!

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こんにちわ。CALLです。    

 

 
CALL
ファンデルポールかっこいい…
 
嫁ちゃん
ここのところ大活躍してるよね!
 
CALL
うん!でもアラフィリップが一番好き!
 
嫁ちゃん
アラフィニッシュ!?
 
CALL
それも間違いではないけど…    

 

ここ数年大きな盛り上がりを見せるロードバイクレース。

ロードバイクのレースに参加する選手たちはいろんな役割を持っています。

今回は脚質とは何ぞや? といったことをご紹介していきます!  

 

記事の構成

記事長さ 4.0
役立ち度 5.0
明日からドヤできる度 4.5

 

脚質の種類

 

ロードバイクの脚質と言われるものは大まかに

  1. パンチャー
  2. スプリンター
  3. クライマー
  4. ルーラー、TTスペシャリスト
  5. オールラウンダー、クラシックスペシャリスト

に分ける事ができます。

では個別に紹介していきましょう!  

 

起伏のある地形を得意とする「パンチャー」

 

ここ数年ロードレースのコースレイアウトは複雑な地形のコースが増えています。

難解なコースを攻略していく自転車ロードレースの戦略性は多種多様になっているのが現状。

そういった背景から、スプリンターやクライマーとは違った脚質が注目されています。

そのひとつが「パンチャー」。

パンチャーとは、文字通りパンチ力を持った選手、いわゆるアタッカーです。

最近のコースレイアウトは小高い短距離の山の頂上を超えてからのスプリントポイントの設定がちょくちょく出てきます。

一般的なスプリンターは山が苦手な選手が多いのですが、このような 比較的短距離の登りをものともせず、山岳で絞られた精鋭集団でのスプリントを制す事ができる 選手のことをパンチャーと呼んだりします。

 

代表的な選手

 

ペーター・サガン

ペーター・サガン(1990/01/26/スロバキア)

チーム:ボーラ・ハンスグローエ

身長/体重:184cm/73kg

ジュリアン・アラフィリップ

ジュリアン・アラフィリップ(1992/06/11/フランス)

チーム:ドゥクーニンク・クイックステップ

身長/体重:173cm/62kg

マチュー・ファンデルプール

マチュー・ファンデルプール(1995/01/19/オランダ)

チーム:アルペシン・フェニックス

身長/体重:184cm/75kg

ワウト・ファンアールト

ワウト・ファンアールト(1994/09/15/ベルギー)

チーム:ユンボ・ヴィズマ

身長/体重:187cm/78kg

https://www.jsports.co.jp/

 

特徴をまとめると

  • 登坂力  4.5
  • スプリント力  4.5
  • 巡行力  3.0

 

©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

 

クライマーに比べ山岳ステージなどの登坂力は劣りますが、スプリンターに近いスプリント力を備えています。

パワーが高い為、急勾配の激坂ではクライマーより優れていることも多いです。

ピュアスプリンターと比べ若干パワーは劣りますが、山岳を超える能力が高い為ゴール争いに絡む事ができる確率の高い優勝候補といえます。  

 

一瞬の爆発力が最大の武器「スプリンター」

 

数秒間に爆発的なパワーを出すことができる「スプリンター」。

スプリンターは平坦なコースのゴール前で最も脚光を浴びます。

山岳などを含まない難易度の低いコースでは、大集団のままフィニッシュ地点に向かい、最後は集団スプリントになることがほとんど。

このよな場面で切り札になるのが「スプリンター」。  

特に生粋のスプリンターはピュアスプリンターとも呼ばれ、最大出力2000W出す選手も存在します。

スピードに置き換えると時速70kmは簡単に超えてきます。  

 

代表的な選手

 

サム・ベネット

サム・ベネット(1990/10/16/アイルランド)

チーム:ドゥクーニック・クイック・ステップ

身長/体重:178cm/69kg

カレブ・ユアン

カレブ・ユアン(1994/07/11/オーストラリア)

チーム:ロット・スーダル

身長/体重:165cm/61kg

アルノー・デマール

アルノー・デマール(1991/08/26/フランス)

チーム:グルパマ・エフデジ

身長/体重:181cm/70kg

パスカル・アッカーマン

 

パスカル・アッカーマン(1994/01/17/ドイツ)

チーム:ボーラ・ハンスグローエ

身長/体重:180cm/78kg

https://www.jsports.co.jp/

 

特徴をまとめると

  • 登坂力  2.0
  • スプリント力  5.0
  • 巡行力  3.0

 

Man in the Green―Tarmac SL7、Shiv TTとドゥクーニンク・クイックステップのツール・ド・フランス2020

https://www.specialized-onlinestore.jp/

 

パワーでねじ伏せるスプリンターは、筋肉が発達していることから体重が重く大柄な選手が多いため

上り区間が苦手

です。

更に瞬発力に特化している為、側近が発達しておりなおのこと長時間の登りが苦手になってしまいます。

特に三大ツールに登場するような長い上りを含む山岳ステージは地獄でしょう。

レースには制限時間があるため登りの苦手な選手が時間内にゴールできるようにアシストする動きも見られます。

 

超級山岳専門「クライマー」

 

アルベルト・コンタドールがモートンのエベレスティング記録を破る | スポエンCYCLE

(c)Prensa Alberto Contador

 

長く険しい山岳を得意とする選手を「クライマー」といいます。

坂道は重力がかかるため、細く軽いスリムな体の選手が目立ちます。

クライマーの中には

  • 一定ペースで淡々と登る
  • ダンシングとシッティングを使ってペースを変えつつ登る

タイプが存在します。

 

パワーメーターの普及により体力管理がデジタル化され一定パワーで登る選手が増えています。

しかしコンタドールのように感情をむき出しにして登る

情熱的なクライマー

も存在し、彼らは感動的なドラマを生みます。

クライマーの魅せる名勝負は心から奮い立つ熱いものがあるのです!

 

代表的な選手

 

ロマン・バルデ

ロマン・バルデ(1990/11/09/フランス)

チーム:チームDSM

身長/体重:185cm/66kg

エガン・ベルナル

エガン・ベルナル(1997/01/13/コロンビア)

チーム:イネオス グレナディアーズ

身長/体重:175cm/60kg

アダム・イェーツ

アダム・イェーツ(1992/08/07/イギリス)

チーム:イネオス グレナディアーズ

身長/体重:173cm/58kg

ナイロ・キンタナ

ナイロ・キンタナ(1990/02/04/コロンビア)

チーム:アルケア・サムシック

身長/体重:169cm/59kg

https://www.jsports.co.jp/

 

特徴をまとめると

  • 登坂力  5.0
  • スプリント力  3.0
  • 巡行力  4.0

 

現役最後のピストレロポーズを決めるアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)
photo:Kei Tsuji / TDWsport

 

クライマーはスプリンターと正反対の脚質。

よって山岳の含まれないコースにおいてはスプリント争いに絡むことが難しくなります。

いざ残れたとしても

山岳に特化した軽く搾り上げられた体

は筋肉量が他の選手に比べ少なく爆発的なスプリントは苦手です。

クライマーには遅筋と呼ばれる持久力よりの筋肉の発達した選手が多く見られます。

 

長時間の巡航や大逃げを得意とする「ルーラー」「TTスペシャリスト」

 

photo:Tim de Waele
 

長時間長距離に渡るロードレースでは風よけのため集団の先頭で長時間ひっぱれる選手はとても重宝します。

さらにはゴール前で集団スプリントのリードアウト受け持つこともあります。

そんな頼れるスーパーアシストこそが「ルーラー」。

高度な戦略性が必要なロードレースだからこそ、風よけなど地味な役回りを受け待つルーラーが最も重要な存在となります。

まさしく

スーパーアシスト

 

ルーラーの中にはタイムトライアルを最も得意とする選手もおりその選手を

「タイムトライアル(TT)スペシャリスト」

といいます。

 

地元スイスの超特急が見せた激走 カンチェラーラが3度目の栄冠 - ロード世界選手権2009エリート男子個人タイムトライアル | cyclowired
photo:Cor Vos

 

有名な選手のファビアン・カンチェラーラは約1時間を平均速度58km/hで走り切っています。

また三大ツールの優勝候補はTTが得意な選手が多く、高出力を長時間続けられることは自転車の速さの本質といえます。

 

代表的な選手

 

シュテファン・キュング

シュテファン・キュング(1993/11/16/スイス)

チーム:グルパマ・エフデジ

身長/体重:193cm/83kg

マルク・ヒルシ

マルク・ヒルシ(1998/08/24/スイス)

チーム:UAEチームエミレーツ

身長/体重:174cm/61kg

UCI Track World Championships 2020 123.jpgフィリッポ・ガンナ

チーム:イネオス グレナディアーズ

身長/体重:193cm/76kg

レムコ・エヴェネプール

レムコ・エヴェネプール(2000/01/25/ベルギー)

チーム:ドゥクーニンク・クイックステップ

身長/体重:171cm/61kg

https://www.jsports.co.jp/

 

特徴をまとめると

  • 登坂力  3.5
  • スプリント力  3.0
  • 巡行力  5.0

 

ずば抜けたルーラーでもない限りアシストの仕事を任される為、勝利は難しくなります。

しかしレースの中で大逃げをかます事ができれば独壇場になり単独の逃げ切り勝利を掴むことも可能です。

 

ツール・ド・フランス2020

https://www.cyclesports.jp/

 

実際に2020年ツールドフランスで

マルク・ヒルシ(1998/08/24/スイス)(当時サンウェブ)

はルーラーとしての大きな可能性を見せてくれました。

 

何でも来いのエース「オールラウンダー」「クラシックスペシャリスト」

 

©A.S.O. Pauline-Ballet

 

オールラウンドにどんなシチュエーションでもきっちり仕事をこなすのが「オールラウンダー」といいます。

オールラウンダーはチームのエースであることが多くなっています。

 

オールラウンダーにも得意不得意があり、実際は判断しにくい脚質かもしれません。

例えばクライマー寄りであったり、パンチャー寄りであったり…。

器用貧乏にも聞こえますがエースともなると器用さのレベルが違います。

 

圧倒的なタイムでフィニッシュに飛び込むタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
photo:CorVos

 

やはり三大ツールを制すエースは

オールラウドにすべてにおいて高水準であること

が重要なのです。

 

代表的な選手

 

プリモシュ・ログリッチ

プリモシュ・ログリッチ(1989/10/29_2020/スロベニア)

チーム:ユンボ・ヴィズマ

身長/体重:177cm/65kg

タデイ・ポガチャル

タデイ・ポガチャル(1998/09/21/スロベニア)

チーム:UAEチームエミレーツ

身長/体重:176cm/66kg

ゲラント・トーマス

ゲラント・トーマス(1986/05/25/イギリス)

チーム:イネオス・グレナディアーズ

身長/体重:183cm/70kg

ヒュー・カーシー

ヒュー・カーシー(1994/07/09/イギリス)

チーム:EFエデュケーション・NIPPO

身長/体重:193cm/69kg

 

https://www.jsports.co.jp/

 

特徴をまとめると

  • 登坂力  4.5
  • スプリント力  3.5
  • 巡行力  4.0

 

ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィズマ)とマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)が最前列に並ぶ
(c)CorVos

 

ここ最近ではMTBやシクロクロス界の

  • マチュー・ファンデルポール(アルペシン・フェニックス)
  • ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィズマ)

のような化け物じみた世代の登場により新しい脚質が誕生しそうな雰囲気があります。

ただ基本に立ち返って考えると彼らは高水準なオールラウンダーと言えるかもしれません。

 

まとめ

 

ツール・ド・フランス名物”悪魔おじさん”

https://www.france-ex.com/

 

コロナの影響で昨年はイベントが相次いで中止されました。

しかし今年はすでにロードレースは白熱した盛り上がりを見せています!

もちろんコロナの危険が去ったわけではありませんが、ワクチンなどの開発により昨年とは違った年になりそうです。

去年我慢した分今年はしっかりとロードレースを楽しみたいですよね?

 

脚質を知れば

  • 自転車
  • ロードレース

がもっと楽しめます!

 

思う存分自転車を楽しみましょう!!

 

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