Apple Watch=サイクリング
もはや説明すら不要のスマートガジェットのアップルウォッチ。脅威の普及率を誇るIPhoneと完全連携し、もはや生活に欠かすができません。SNSやLINEなどさまざまな通知の確認、キャッシュレス決済、心拍数や運動負荷の測定、毎日の健康管理など、日々の生活を確実に便利にしてくれる腕時計型のデバイスです。
これまであまり結びつきのなかったかのように思えるアップルとサイクリング業界…なんと!Apple Watchが超実用的なサイクリングデバイスに成り代わろうとしているらしいのです!
アップルウォッチはさまざまなバージョンが販売されてきましたが今現在販売されているモデルは
ハイエンドモデル Ultra
ノーマルグレード シリーズ8
エントリーグレード シリーズSE
の3モデル。
さてこれらのデバイスがどれほどサイクリングにマッチングしてくれるのでしょうか!
じっくり見ていきましょう!
watchOS 10による機能拡張
アップルは昨年watchOS 10ソフトウェア アップデートでアップルウォッチの多数の機能拡張を発表、これらがサイクリストにとってこれまで以上に朗報となりました。
Apple WatchのOS 10アップデートによって
- パワー
- ケイデンス
- スピード
- 心拍数
- 他
などのサイクリングではお馴染みのデータをBluetooth 機器を経由することでペアリングできるようになりました。これらの情報は当然アイフォンにも共有されます。
勘の良い方はお気づきでしょう!
その通り!アイフォンをハンドルバーに取り付けることで、サイクルコンピューターの代わりとして使用できるということ!
もちろん専用のサイクルコンピュータに匹敵しているとまでは現時点では言えません。しかしアイフォンとアップルウォッチのデバイスを所持している人は日本中にたくさんいて、これらのアップルユーザーが気軽により本格的なデータを取得しながらサイクリングを楽しむことができるようになったと言ってしまって問題ありません。
以前にも、基本的なフィットネス機能は搭載していました。アップルがサイクリング機能を本格的に搭載し始めたのはシリーズ7、互換性のあるBluetooth機器への自動接続により、パワーや心拍数などのより多くのデータを取得できるようにまでなりました。
もちろんすべての機能はStravaなどのサードパーティ アプリとシームレスにコネクティングが可能。サイクリストはパワー データを含むサイクリングログをアップルウォッチから記録、またはアップロードすることができるようになります。
グラベルなどのオフロード走行も視野に!
まずはアメリカ本国からサービス開始となる予定ですが、ルートマッピングに等高線、丘の陰影、標高の詳細を含む完全な地形図が提供され、オフロードサイクリストにとっては登山口の検索に非常に役に立つことでしょう。
安全だってばっちり!
また安全機能も非常に優れており心肺機能の急な変動や自身の転倒をも検出が可能、各種センサーや加速度センサーが衝突停止を感知し、意識を失ってしまったり重傷を負ってしまった場合は自動で緊急サービスに連絡し救助を要請してくれます。
人里離れたような秘境を走行中にめぼしいルートを外れると、新しく進化した地図作成ソフトウェアが「最後の通信接続ポイント」にピンを設置、正確に推移されたGPS位置情報は遭難や意図せぬアクシデントなどの緊急時においても自身の追跡にも大いに役立つ安心デバイスです。
自転車でのサイクリングでは転倒の可能性は大いにあります!まさに自らの保護者としてサイクリングを最後まで見届けてくれる命をあづけることのできる安心デバイスなのです!
GarminやWahooなどサイクリングコンピューターと比較…
サイクリングデバイスとして最も有名なのGarmin。そして今勢いを増しているのがWahoo。どちらもサイクリングなどのエンデュランススポーツに特化しているブランドです。
ではこれらと比較したらどうなのか?もちろん単純に比較はできませんがサイクリングでの活用項目で比較するのが良いでしょう。
サイクリングで必要になってくる機能としては
- 各種データの表示(パワー ケイデンス 心拍など)
- 各種シチュエーションの表示(勾配 KOM)
- ログの管理(アップロード 記録など)
- ナビゲーション
くらいでしょうか?
私は普段ガーミンのサイクルコンピューターを使用していますが特段アプリを取り込んで複雑な表示にはしていません。至ってシンプルな表示である上に多分ほぼ見ません。ナビはサイクルコンピューターでは使用しておらずアップルウォッチとアイフォんに任せています。
値段
アップルウォッチ
- ハイエンドモデル Ultra ¥124,800円
- ノーマルグレード シリーズ8 ¥59,800円
- エントリーグレード シリーズSE ¥37,800円
サイクルコンピューター
- ハイエンドモデル Garmin 1040 ¥109,800円
- ノーマルグレード Garmin 840 ¥74,800円
- エントリーグレード Garmin 540 ¥64,800円
※Garminで比較 一部ソーラーモデルの金額です。
共に各種データ表示、ナビゲーション、ワークアウトモード、緊急通報システムは備えられているため機能に大きな差はありません。サイクリングのみの用途にここまでの金額を出せるか!?それともキャッシュレス決済やサイクリング用途以外の使用方法もふんだんにあるガジェットに投資するか!?
答えは一つのような気もしますが…ついついGarminを買ってしまうのがサイクリストの性…
サイクリングデバイスのこれから〜総評
アップルがサイクリングコンピューターを発売することはまずないでしょう。しかしアップル自体が他のデバイスを含め全世界に持っているシェア率は脅威的で、いかにサイクリング専門のGarminやWahooでもここと争うのは難しいはず。
要するに潜在的に潜んでいるまだサイクリングを始めていないこれからのサイクリストは最も身近なアイフォンとの連携を好んで使用することは一目瞭然!
ということは!?
今後さらにサービスは手厚いものになる確率が非常に高く、老舗ブランドとの差がどんどん小さくなっていく!はず!!
さらに!表示させるデバイスがアイフォンということでコンピューターとしてのスペックはアイフォンが言うまでもなくぶっちぎりで高性能!バッテリーの問題は出てきそうだけど今後進化の一途は間違いない!
サイクリング時にデータ表示を細かく設定しているわけでもなくふとした瞬間に確認できたり、ログで残してアップできたりすれば良い程度ならサイクルコンピューターでなくても良いんじゃね?の流れが…。
もちろんサイクリングコンピューターにも利点は数多くありますが、アマチュアレベルまでのサイクリスト(私のような素人から毛が生えた程度)で、アイフォンユーザーであればアップルウォッチに投資した方が私生活含めて幸せになれるのではないかと思ったりします。